ベストプラクティス

JAMstack なプロジェクトを構築するとき、いくつかのベストプラクティスを守るとJAMstack の真価が発揮されます。

プロジェクトをまるごと CDN に置く

JAMstack なプロジェクトはサーバーサイドのコードに依存しないので、運用するサーバーは一つでなくてもよく、分散させることができます。CDN から直接配信すれば、速度もパフォーマンスも他の追従を許しません。アプリが CDN のエッジに push されるたびにユーザー体験が向上します。

Git ですべてを管理する

JAMstack なプロジェクトでは、誰でも git clone から始めて、(npm install のような) 標準的なやり方で必要な依存関係をインストールし、プロジェクト全体をローカルで実行できるようにすべきです。データベースの clone や、複雑なインストールは不要です。それによってコントリビューターが開発を始めるまでの敷居が下がるだけでなく、ステージングやテストのワークフローが単純になります。

モダンなビルドツール

モダンなビルドツールの世界を活用しましょう。そこはジャングルのように迷いやすく、変化の激しい空間ですが、明日の Web 標準を明日のブラウザを待たずに今日使えるようになる利点は魅力的です。現在、それが意味するものは、Babel、PostCSS、Webpackとその仲間です。

ビルドの自動化

JAMstack の markup は事前にビルドするため、コンテンツの変更が反映されるにはビルドし直す必要があります。このプロセスを自動化すれば、ストレスを大幅に軽減できます。webhook を使って自分で自動化もできますし、ビルド自動化サービスが含まれている配信プラットフォームを使うこともできます。

キャッシュの即時無効化

ビルドしてデプロイする開発サイクルが定期的にまわるようになると、デプロイがきちんとできているか、本当にきちんとできているかを知る必要が生じます。疑いを完全に払拭するために、CDN のキャッシュを即時無効化できるよう設定しておきましょう。